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11.12 後楽園ホール 環太平洋ライト級チャンピオン決定戦 平川智也、高橋遼伍のインタビューをアップ!
第8代環太平洋ライト級王座を争う平川智也(同級3位/久我山ラスカルジム)と高橋遼伍(同級6位/KRAZY BEE)。生粋のストライカー同士のチャンピオンシップ、KO決着は必至か。
・トレイラー
https://youtu.be/eTBoBTNAENE
■平川智也「五味さんからは『次があると思うなよ』と言われました」
――環太平洋ライト級チャンピオン決定戦が目前に迫ってきました。コンディションや仕上がりはいかがですか?
「僕は通常体重がそこまで重くないので減量が楽なんですね。なので試合数日前まではしっかり動いて練習をして、当日に万全のコンディションに持っていきたいと思います」
――減量の幅を少なくして試合に臨むのが平川選手のスタイルなんですか?
「アマチュアの頃からずっとこの階級でやってきて、プロになる時に一階級下げることも考えたんですけど、階級を下げて今以上に自分の持ち味=スタミナと運動量が発揮できるか?という気持ちがありました。だったら僕はしっかり最後まで練習しきって、試合と普段の練習で動きを一致させたいというのがあるので、大幅な減量はせずにあまり試合と変わらない体重で練習するようにしています」
――今回、チャンピオンシップのオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「今まで自分がやってきたことを評価していただいたわけですし、VTJを含めて5連勝しているんですけど、自分自身、勝ちを目指すのは当たり前で勝ち方や魅せ方にもこだわっています。そこも含めて修斗関係者のみなさんに評価してもらえたことはうれしいです。ただチャンピオンシップが決まってもベルトを獲らなければ意味がないので、うれしかったのはチャンピオンシップが決まった時だけです」
――対戦相手の高橋選手にはどんな印象がありますか?
「やっぱりローキックの印象が強くて、そこが高橋選手のストロングポイントだと思います。ただそこを警戒しすぎて、幻想を持ちすぎるのもよくないと思っていて、上手くバランスを取って練習を続けてきました。あとはフィジカルですね。高橋選手がテイクダウンされているところはほとんど見たことがないですし、距離の取り方+スクランブルでの強さもあると思います。ただ僕は自分の持ち味を使って5分3R攻め続けて最後にフィニッシュするつもりで戦います」
――チャンピオンシップが決まってジムの会長でもある五味隆典選手からはどんな言葉をかけられましたか?
「五味さんからは『次があると思うなよ』と言われました。タイトルに挑戦するチャンスは何度もあるものではないから、最初のチャンスで獲らないと次はない、と。五味さんも修斗・PRIDEでは一発でベルトを獲ってきて、五味さんは自分が経験されたことを僕に教えてくれるので、僕も今回のチャンスは絶対に落とさないという気持ちで戦います」
――平川選手が五味選手のジムを選んだ理由は何だったのですか?
「僕は小・中・高とサッカーをやっていたんですけど、高校の時にPRIDE全盛で(格闘技が)好きで見ていたんです。もちろんその中で五味さんの試合も見ていました。また五味さんがインタビューなどで発する言葉が好きで、そこにすごく共感して感じるものがあって。格闘技をやるなら五味さんのところでやりたいと思っていて、ジムの門を叩きました」
――今回は平川選手にとって初めてのチャンピオンシップです。どんな気持ちでベルトがかかった一戦を戦いたいと思いますか?
「今、自分はフィットネスショップで働きながら格闘技を続けているのですが、自分の夢・目標に向けて一歩一歩進んでいるところです。次のタイトルマッチはその一歩になるもので、僕はいつも負けたら終わりという覚悟で戦っています。だから次のタイトルマッチ以外のことは考えていません。自分の夢がここで潰えるのか? それともまだまだ続いていくか? それがかかった重要な試合だと思っています」
■高橋遼伍「いつも通りローキックで弱らせて仕留めます」
――環太平洋ライト級チャンピオン決定戦が目前に迫ってきました。コンディションや仕上がりはいかがですか?
「(即答で)絶好調ですね。いつも通り練習して、自分がこなしてきたメニューを全部やり切れたので、これで負けたら運が悪いとしか言えないです」
――今回、チャンピオンシップのオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「やっときたな、長かったなって感じですね」
――高橋選手としてはもっと早く挑戦できると思っていた、と。
「そうですね。あとは他に二つ理由があって、一つは試合の度に拳を痛めちゃうんで試合間隔が空きがちだったこと。もう一つは東京に出て来て最初の試合が土屋(大喜)戦で、そのあとに西浦“ウィッキー”聡生選手、高谷(裕之)番長と試合が続いて、立て続けにいい相手と試合を組んでもらったんですよね。それで名前がない相手とやるのはちょっと嫌だなって思っちゃうことがあって(苦笑)。今思うとそういう考えが“ファッション”だったというか、名前があって強い選手とやることで満足しちゃっている自分がいたんです。でも高谷番長にKOされてから、そういう考えを一切捨てて、新たな気持ちで試合に取り組むようになりました」
――その言葉通り、高谷戦以降はタイトル挑戦を睨むライバルたち相手にきっちり勝ち続けていますね。
「相手も壊すけど自分も壊れるパンチですけどね(苦笑)。でも自分の攻撃力には自信を持ってやっています」
――さて今大会では平川選手と環太平洋王座を争うことになりました。平川選手にはどんな印象がありますか?
「正直あまり印象がないんですよね。情報として耳に入ることはあるんですけど、今までそんなにしっかり試合を見たわけでもないし、試合映像を見ても自分と戦う上で参考になる相手とはやっていないというか…。なので試合当日に向き合ってみて、考えながらやる部分も出てくるでしょうね」
――その上で高橋選手はどんな試合にしたいと考えていますか?
「いつも通りですね。ローキックで弱らせて仕留めようと思っています」
――一般的にローキック=太ももを蹴るものですが、高橋選手はふくらはぎを蹴りますよね。なぜああいう蹴り方をするようになったのですか?
「みんな太ももを蹴りますけど、膝から下の方が筋肉が小さいし、そこを蹴った方がいたいんじゃないか?と思って蹴り始めたんです。そうしたら練習でみんなバッタバッタと倒れるようになって、これはいいなと。で、実戦投入したら、ものすごく効かせることが出来たんで、そのまま使い続けていますね。よく『空手とかやっていたんですか?』と聞かれるんですけど、僕は1秒たりとも空手をやったことはないです(笑)」
――元UFC王者のベンソン・ヘンダーソンもああいうローキックを使いますよね。
「そうですね。でも間違いなくベンソンより僕の方が早くやっていたし、僕のは完全オリジナルです。断じてベンソンの真似してやるようになったわけじゃないっす(笑)」
――今回は高橋選手にとって初めてのチャンピオンシップです。どんな気持ちでベルトがかかった一戦を戦いたいと思いますか?
「僕はベルトを目指してやるというよりも、強くなっていけばあとからベルトが付いてくると思ってやっています。今回もワンマッチのつもりでやるし、ここで勝てばおまけでベルトが付いてくるというイメージです。だから今回もこれまで通り、目の前の試合にすべてをかけて勝ちに行く。そこで結果を出せばベルトが自分のところに来るという気持ちで戦います」
平川 智也 TOMOYA HIRAKAWA
環太平洋ライト級3位
世界ライト級3位
ひらかわ・ともや
[所属]久我山ラスカルジム
[出身]神奈川県横浜市
[生年月日]1987年8月15日(29歳)
[身長]165cm
[修斗戦績]5戦4勝(1S・2KO)1敗
[最近5試合の戦績]
2014.07.19 ○(1R3:51 腕ひしぎ十字固め)海下竜太
2014.10.04 ○(3R判定 3-0)金子大輝 ※VTJ
2015.01.25 ○(1R1:26 KO)高橋孝徳
2015.11.29 ○(2R判定 3-0)三上譲治
2016.03.21 ○(2R0:17 KO)太田拓己
[Twitter]@tomo_rscl
高橋遼伍 RYOGO TAKAHASHI
環太平洋ライト級6位
世界ライト級6位
[所属]KRAZY BEE
[出身地]兵庫県加古川市
[生年月日]1989年2月22日(27歳)
[身長]170cm
[戦績]9戦7勝(5KO)2敗
[最近5試合の戦績]
2014.05.05 ×(3R判定 0-3)西浦ウィッキー聡生
2014.10.04 ×(2R0:38 KO)高谷裕之 ※VTJ
2015.05.03 ○(1R1:12 KO)三上譲治
2016.01.11 ○(2R2:27 KO)仲山貴志
2016.04.23 ○(3R判定 3-0)内藤太尊
[Twitter]@ryogo_666
・トレイラー
https://youtu.be/eTBoBTNAENE
■平川智也「五味さんからは『次があると思うなよ』と言われました」
――環太平洋ライト級チャンピオン決定戦が目前に迫ってきました。コンディションや仕上がりはいかがですか?
「僕は通常体重がそこまで重くないので減量が楽なんですね。なので試合数日前まではしっかり動いて練習をして、当日に万全のコンディションに持っていきたいと思います」
――減量の幅を少なくして試合に臨むのが平川選手のスタイルなんですか?
「アマチュアの頃からずっとこの階級でやってきて、プロになる時に一階級下げることも考えたんですけど、階級を下げて今以上に自分の持ち味=スタミナと運動量が発揮できるか?という気持ちがありました。だったら僕はしっかり最後まで練習しきって、試合と普段の練習で動きを一致させたいというのがあるので、大幅な減量はせずにあまり試合と変わらない体重で練習するようにしています」
――今回、チャンピオンシップのオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「今まで自分がやってきたことを評価していただいたわけですし、VTJを含めて5連勝しているんですけど、自分自身、勝ちを目指すのは当たり前で勝ち方や魅せ方にもこだわっています。そこも含めて修斗関係者のみなさんに評価してもらえたことはうれしいです。ただチャンピオンシップが決まってもベルトを獲らなければ意味がないので、うれしかったのはチャンピオンシップが決まった時だけです」
――対戦相手の高橋選手にはどんな印象がありますか?
「やっぱりローキックの印象が強くて、そこが高橋選手のストロングポイントだと思います。ただそこを警戒しすぎて、幻想を持ちすぎるのもよくないと思っていて、上手くバランスを取って練習を続けてきました。あとはフィジカルですね。高橋選手がテイクダウンされているところはほとんど見たことがないですし、距離の取り方+スクランブルでの強さもあると思います。ただ僕は自分の持ち味を使って5分3R攻め続けて最後にフィニッシュするつもりで戦います」
――チャンピオンシップが決まってジムの会長でもある五味隆典選手からはどんな言葉をかけられましたか?
「五味さんからは『次があると思うなよ』と言われました。タイトルに挑戦するチャンスは何度もあるものではないから、最初のチャンスで獲らないと次はない、と。五味さんも修斗・PRIDEでは一発でベルトを獲ってきて、五味さんは自分が経験されたことを僕に教えてくれるので、僕も今回のチャンスは絶対に落とさないという気持ちで戦います」
――平川選手が五味選手のジムを選んだ理由は何だったのですか?
「僕は小・中・高とサッカーをやっていたんですけど、高校の時にPRIDE全盛で(格闘技が)好きで見ていたんです。もちろんその中で五味さんの試合も見ていました。また五味さんがインタビューなどで発する言葉が好きで、そこにすごく共感して感じるものがあって。格闘技をやるなら五味さんのところでやりたいと思っていて、ジムの門を叩きました」
――今回は平川選手にとって初めてのチャンピオンシップです。どんな気持ちでベルトがかかった一戦を戦いたいと思いますか?
「今、自分はフィットネスショップで働きながら格闘技を続けているのですが、自分の夢・目標に向けて一歩一歩進んでいるところです。次のタイトルマッチはその一歩になるもので、僕はいつも負けたら終わりという覚悟で戦っています。だから次のタイトルマッチ以外のことは考えていません。自分の夢がここで潰えるのか? それともまだまだ続いていくか? それがかかった重要な試合だと思っています」
■高橋遼伍「いつも通りローキックで弱らせて仕留めます」
――環太平洋ライト級チャンピオン決定戦が目前に迫ってきました。コンディションや仕上がりはいかがですか?
「(即答で)絶好調ですね。いつも通り練習して、自分がこなしてきたメニューを全部やり切れたので、これで負けたら運が悪いとしか言えないです」
――今回、チャンピオンシップのオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
「やっときたな、長かったなって感じですね」
――高橋選手としてはもっと早く挑戦できると思っていた、と。
「そうですね。あとは他に二つ理由があって、一つは試合の度に拳を痛めちゃうんで試合間隔が空きがちだったこと。もう一つは東京に出て来て最初の試合が土屋(大喜)戦で、そのあとに西浦“ウィッキー”聡生選手、高谷(裕之)番長と試合が続いて、立て続けにいい相手と試合を組んでもらったんですよね。それで名前がない相手とやるのはちょっと嫌だなって思っちゃうことがあって(苦笑)。今思うとそういう考えが“ファッション”だったというか、名前があって強い選手とやることで満足しちゃっている自分がいたんです。でも高谷番長にKOされてから、そういう考えを一切捨てて、新たな気持ちで試合に取り組むようになりました」
――その言葉通り、高谷戦以降はタイトル挑戦を睨むライバルたち相手にきっちり勝ち続けていますね。
「相手も壊すけど自分も壊れるパンチですけどね(苦笑)。でも自分の攻撃力には自信を持ってやっています」
――さて今大会では平川選手と環太平洋王座を争うことになりました。平川選手にはどんな印象がありますか?
「正直あまり印象がないんですよね。情報として耳に入ることはあるんですけど、今までそんなにしっかり試合を見たわけでもないし、試合映像を見ても自分と戦う上で参考になる相手とはやっていないというか…。なので試合当日に向き合ってみて、考えながらやる部分も出てくるでしょうね」
――その上で高橋選手はどんな試合にしたいと考えていますか?
「いつも通りですね。ローキックで弱らせて仕留めようと思っています」
――一般的にローキック=太ももを蹴るものですが、高橋選手はふくらはぎを蹴りますよね。なぜああいう蹴り方をするようになったのですか?
「みんな太ももを蹴りますけど、膝から下の方が筋肉が小さいし、そこを蹴った方がいたいんじゃないか?と思って蹴り始めたんです。そうしたら練習でみんなバッタバッタと倒れるようになって、これはいいなと。で、実戦投入したら、ものすごく効かせることが出来たんで、そのまま使い続けていますね。よく『空手とかやっていたんですか?』と聞かれるんですけど、僕は1秒たりとも空手をやったことはないです(笑)」
――元UFC王者のベンソン・ヘンダーソンもああいうローキックを使いますよね。
「そうですね。でも間違いなくベンソンより僕の方が早くやっていたし、僕のは完全オリジナルです。断じてベンソンの真似してやるようになったわけじゃないっす(笑)」
――今回は高橋選手にとって初めてのチャンピオンシップです。どんな気持ちでベルトがかかった一戦を戦いたいと思いますか?
「僕はベルトを目指してやるというよりも、強くなっていけばあとからベルトが付いてくると思ってやっています。今回もワンマッチのつもりでやるし、ここで勝てばおまけでベルトが付いてくるというイメージです。だから今回もこれまで通り、目の前の試合にすべてをかけて勝ちに行く。そこで結果を出せばベルトが自分のところに来るという気持ちで戦います」
平川 智也 TOMOYA HIRAKAWA
環太平洋ライト級3位
世界ライト級3位
ひらかわ・ともや
[所属]久我山ラスカルジム
[出身]神奈川県横浜市
[生年月日]1987年8月15日(29歳)
[身長]165cm
[修斗戦績]5戦4勝(1S・2KO)1敗
[最近5試合の戦績]
2014.07.19 ○(1R3:51 腕ひしぎ十字固め)海下竜太
2014.10.04 ○(3R判定 3-0)金子大輝 ※VTJ
2015.01.25 ○(1R1:26 KO)高橋孝徳
2015.11.29 ○(2R判定 3-0)三上譲治
2016.03.21 ○(2R0:17 KO)太田拓己
[Twitter]@tomo_rscl
高橋遼伍 RYOGO TAKAHASHI
環太平洋ライト級6位
世界ライト級6位
[所属]KRAZY BEE
[出身地]兵庫県加古川市
[生年月日]1989年2月22日(27歳)
[身長]170cm
[戦績]9戦7勝(5KO)2敗
[最近5試合の戦績]
2014.05.05 ×(3R判定 0-3)西浦ウィッキー聡生
2014.10.04 ×(2R0:38 KO)高谷裕之 ※VTJ
2015.05.03 ○(1R1:12 KO)三上譲治
2016.01.11 ○(2R2:27 KO)仲山貴志
2016.04.23 ○(3R判定 3-0)内藤太尊
[Twitter]@ryogo_666