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1.29プロ修斗開幕戦 世界ストロー級次期挑戦者決定戦 猿丸ジュンジvs猿田洋祐 インタビューをアップ!
猿丸ジュンジ
「俺は勝ちにこだわって戦います。でもみんなを楽しませる試合をします」
世界ストロー級(-52.2kg)次期挑戦者決定戦が間近に迫ってきました。試合への準備は順調ですか?
「ばっちりですね。前回の試合(2016年11月、小堀貴広に1RKO勝ち)は1R決着で怪我もなかったんで、試合が終わってからずっと継続して練習していました」
小堀戦はまさに会心の勝利でしたが、改めてあの一戦を振り返っていただけますか?
「ランキングが下の選手だったので、少しでも早く倒さないといけないと思ってやりました。それで相手の動きも見ずにタイミングも無視して戦いました。もしあれで判定までいっちゃうと次のチャンスはないと思っていたので、前回は勝ち方にこだわってやりました」
その小堀戦があったことで、今回の次期挑戦者決定戦のチャンスが巡ってきました。最初に試合が決まった時の心境はいかがでしたか?
「猿田選手とはいつかやるだろうなと思っていました。ぶっちゃけ大きな壁っすよね」
階級上から落としてきた選手ですが、階級を変えた時から意識していましたか?
「はい。階級を落としてくる前は気にしなかったですけど、落としてくると分かった時に、いずれ戦うことになる相手だなと思いました」
ファイターとしてはどんな印象がありますか?
「単純に強いですよね、はい」
猿田選手はテイクダウン・グラウンドでのコントロール能力が強い印象です。言える範囲でどんな対策を練って、準備を続けてきましたか?
「はっきり言って自分の苦手なタイプだし、そういう相手の対策はずっと練っています。その中で自分のコンディションや力を上げることを意識してやってきて、もともと自信があったパワーをさらに強化して、他の選手には負けないようにしました。猿田選手はすごく強いし、一階級上から落とした選手ですけど、力じゃ負けない自信があります」
猿丸選手は少し前からフィジカルトレーニングにも力を入れていましたよね。
「はい。その成果もスパーリングで感じるようになったので、より自信がついてきました」
この試合に勝てば猿丸選手にとって5度目の世界タイトル挑戦が決まります。猿丸選手は修斗の世界タイトルを目標に戦い続けていますが、今タイトルについてはどんな想い入れがありますか?
「やりたいですね…本当に。やりたいというか俺は修斗のベルトが欲しいんです。だから今回も絶対に勝たなきゃいけないし、何が何でも勝ってタイトルマッチにつなげるっていう…それだけですね」
この試合を楽しみにしているファンのみなさんにどんな試合を見せたいですか?
「いつも通り思いっきりアグレッシブに動いて、勝つのは勝つんですけど、みんなを楽しませる試合をするんで楽しみにしていてください。俺は勝ちにこだわって戦いますけど、みんなは俺がアグレッシブに戦ってパンチを振り回すところを見たいだろうから、それを次の試合でも見せますよ」
猿田洋祐
「世界チャンピオンにもプレッシャーをかける試合をしたいと思います」
世界ストロー級(-52.2kg)次期挑戦者決定戦が間近に迫ってきました。試合への準備は順調ですか?
「そうですね。追い込み練習もフィジカルトレーニングも終えて、あとは体重を落とすだけです。戦略的なこともしっかり練習してきたので準備はばっちりです」(インタビューは1月23日のもの)
ストロー級に階級を落として2連勝、次が3戦目です。この階級での手応えは掴んでいますか?
「階級を落とす前から自分の適性は52.2kgだと思っていたんですけど、バンタム級(現フライ級=-56.7kg)でもタイトルを狙える位置にいたので、階級を落とさずに試合を続けていました。ただ2015年11月に扇久保(博正)選手に負けてタイトル戦線から遠のいたかなと思ったので、だったら一階級下でタイトルを目指そうと思いました。当時は内藤のび太選手がタイトルを持っていて、のび太選手と戦ってみたいという気持ちもありました」
では-56.7kgで体格差を感じていたから、階級を変えようと思ったわけではないんですね。
「はい。僕はバンタム級でも大きいほうではなかったし、階級を落として多少減量はキツくなりましたが、試合当日の体重は階級を変える前も後もどちらも同じくらいなんです。だから僕としては階級を下げたことはプラスに働いていますね」
前回の試合(2016年7月、ルイス・ゴンザレス戦)も、初の国際戦ながら危なげない試合運びでの勝利でした。
「ゴンザレス選手も一階級上でやっていた選手で多少は不安があったんですけど、組んだ感じや3R通した感覚として、自分はこの階級で通用するなという自信になりました。フィニッシュはできませんでしたが、5分3Rフルに動き続けられたことは自信になっています」
そして今大会では世界王座への挑戦権をかけて猿丸ジュンジ選手と対戦することになりました。猿丸選手のことは意識していましたか?
「はい。同じ階級でやる以上、いつかやるんだろうなと思って見ていました」
猿丸選手のファイトスタイルにはどんな印象がありますか?
「やっぱり打撃ですよね。確実にKOを狙ってくるだろうという怖さはあります」
ただし猿田選手もトータル的な練習は続けていると思います。必要以上に猿丸選手の打撃を警戒することはないですか?
「そうですね。一階級上でもさんざんストライカーとやってきたんで猿丸選手の打撃にビビることはないです」
勝つイメージは出来上がっていますか?
「最終的にはグラウンドでフィニッシュすると思うんですけど、僕はスタンドでも勝負できると思っています。そして何よりタックルや組技がある打撃は純粋な打撃とは全く別物です。自分はすべてフルに使って戦います」
明確にあと2つ勝てば世界王者という位置まで来ました。修斗の世界タイトルにはどんな思い入れがありますか?
「修斗で階級を落としたのは修斗のベルトには特別な気持ちがあるからで、修斗のベルトが欲しい気持ちは強いです。それに僕には修斗で2階級制覇するという夢もあるんですよ。だからまずはストロー級でしっかりベルトを獲って、次は階級を戻してフライ級のベルトも狙いに行きたいです」
もう一度、フライ級でやることも視野に入れているのですか?
「そうですね。そのためにもストロー級でベルトを獲れるかどうかはターニングポイントになるだろうし、自分の格闘技人生を考えても(ストロー級のベルトは)大きな意味のあるものになると思います」
それでは最後にファンの皆さんにメッセージをいただけますか?
「相手もアグレッシブな選手で前に出てくると思うし、自分も引く気はないし前に出ます。だから僕と猿丸選手の試合は死闘になると思います。そこで僕はワンチャンスを掴んでフィニッシュするつもりです。そしてチャンピオン(飛鳥拳)にもプレッシャーをかける試合をしたいと思います」