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舞浜アンフィシアター大会2017-04-23

4.23プロ修斗舞浜アンフィ大会  いよいよ決戦へ・・・。世界タイトルを懸けて戦う斎藤、宇野のインタビューをアップ!

■斎藤裕「2連敗という状況での試合だからこそ、チャンピオンの強さを見せたい」

――舞浜大会が目前に迫ってきました。試合までの準備は順調に来ましたか?
「いつも通り、試合に向けての準備は整いました。今回はタイトルマッチ=5分5Rということで、しっかり5R動けるように仕上げました」
――斎藤選手は5分5Rの試合を2度経験していますが、5Rの戦い方は徐々に分かってきましたか?
「まず5分5Rフルでやると本ッ当に疲れるし(苦笑)、5分3Rの試合とは全く違いますよね。もちろんフィニッシュしてしまえばラウンド数は関係ないのですが、3Rの場合は先にいったもん勝ちではないですけど、1・2Rを取っておけば、もし3Rを落としても負けはないという計算ができます。でも5Rの場合は途中でラウンドを落としても、5R中3R取っていれば勝てるという考え方も出来るんですよね。そういう部分の違いは結構大きいのかなと思いました」
――今回は斎藤選手にとって初防衛戦ですが、現在は2連敗中です。この状況をご自身ではどう捉えていますか?
「これ以上、負けは許されないですね、ハイ」
――斎藤選手はどこが連敗の原因だと考えていますか?
「どうしても相手のレベルが上がってくると自分のやりたいことが出来ない展開が多くなってきますよね。その中から自分の得意なところに持って行ったり、自分の苦手なところを修正したり…そういうことが必要になるのですが、そこが上手く出来なかったのかなと思いますね」
――改めて自分のレベルアップが必要だと感じていますか?
「やっぱりファイターとして穴があると、そこを突かれてしまうので、穴は埋めていかなければいけない。試合で感じた修正点は克服しなければいけないと思って練習しています」
――敗れた試合を見ても僅差・微差で敗れた試合だったと思うのですが、その差を埋めなければ勝てないということですね。
「そうですね。特に昨年から修斗はケージが主流になっているので、ケージでの戦いに集中して対応していかないと、そこの差が勝敗を分けることになると感じました」
――挑戦者の宇野選手にはどんな印象を持っていますか?
「皆さんご存知の通り、大ベテランでレジェンドと言っていい選手ですよね。対戦相手として考えると、どこから何が出てくるか分からないという部分では未知の相手という印象もあります」
――対策を立てても対策にならない部分がある、と。
「宇野選手は宇野選手で僕の対策を立てているのと思いますが、例えば大澤茂樹戦ではオーソドックスに構えを変える場面があったり、そういう選択が出来る選手だと思うんですね。だからこそいざ試合になったら、相手に惑わされずに自分を見失わないように、と思っています」
――では宇野選手に関係ないところで、自分がどう勝つかも頭に入れて準備をしてきたということですか?
「もちろん宇野選手の得意なところは頭に入れているし、対策も練っています。そこもやりつつ、一番大事なことは自分がどう攻めていくかなので、そこをしっかり練習してきました。自分のペースで最初から最後まで攻め続けたいと思っています」
――今回は宇野選手の挑戦を受ける立場ですが、チャンピオンとして色々なものが試される試合だと思います。
「僕はもう負けが許されない状況ですし、ここで負けたら先には進めないと思っています。それはお互いそうだと思うし、お互いに結果が求められるシビアな試合だと思います。しかも修斗のタイトルマッチ、舞浜大会のメインイベントなので、見た人すべてが何かを感じるような試合をしたいと思います」
――その上でベルトを守って、チャンピオンらしさを見せたいですか?
「はい。こういう状況での試合だからこそ、チャンピオンの強さを見せたいと思います」


■宇野薫「色んな想いを持って見てもらえることはうれしいですが、僕にとっては一つの試合です」

――今回の試合は宇野選手にとって1年ぶりのMMAの試合になります。調整は難しくなかったですか?
「MMAの試合からは離れていましたが、常にトレーニングや練習は続けていましたし、ZSTのグラップリングマッチに出場したり、柔術(IBJJF主催)のアジア選手権に出場したり、色々なことにトライしていたので、あっという間の1年だったかなと思いますね。MMAの試合が1年ぶりという不安はないです」
――グラップリングや柔術の試合に出て、どんなことを感じましたか?
「ZSTでは宮田(和幸)選手&橋本(知之)選手と対戦したのですが、橋本選手はいわゆるモダン柔術の選手で、そういう相手と試合で肌を合わせたことはいい経験になりました。また宮田選手はレスリングでオリンピックに出ている選手で、やはり組みの上手さ・強さを感じました。今、UNO DOJOで柔術を指導してもらっている嶋田(裕太)選手とタッグを組んだことも勉強になりました」
――柔術の試合は初めてだったんですよね?
「はい。当日計量、大会当日まで相手が分からない、ワンマッチではなくてトーナメント…何から何まで初めての経験でした。この年齢でそういった経験が出来ることもないですし、自分がトライしてきたことがMMAにどう出るのかも自分の中では楽しみです。グラップリングや柔術の試合に出たことで、自分の経験をどうMMAにリンクして落とし込むかという考えも分かりましたし、自分を知ることが出来ました」
――AbemaTVで放送されたドキュメンタリーではメディテーション(瞑想)や青木真也選手のプライベートレッスンを受けている様子も紹介されていましたね。
「自分に合うのかどうかも含めて、やってみたいなと思っていたところで、指導していただける方と出会えたり、青木選手に関しても(プライベートレッスンを)お願いしたいと思って、それを了承してもらってという形です」
――詳細は明かせないと思いますが、青木選手と練習ではなく、指導を受けるようになって変化を感じていますか?
「う~ん…どうでしょう。変わりたいと思ってやっているので、それを試合で出せるかどうかだと思います。変わったところを少しでも試合で見せられたいいなと思いますし、変わらないと強くなれない。変わらないとこれから生き残っていけないし(格闘技を)続けるという部分でも勝たないといけないし…色んなことにつながっていくと思います」
――チャンピオンの斎藤選手のことは、これまでどんな目線で見ていましたか?
「彼の方がランキングも上でしたし、僕のランキングが上がっていくに連れて、彼の試合を間近で見るようになって、彼の強さを感じていました」
――ファイターとして斎藤選手にはどんな印象を持っていますか?
「打・投・極のバランスが非常にいい選手ですよね。打撃のスピードがありますし、その打撃に関してもパンチ・蹴り・ヒザを使うことが出来て、そういった武器も持っている選手だと思います」
――宇野選手から見ても完成度が高い選手だ、と。
「そうでなければチャンピオンにはなれないと思います」
――タイトルマッチという部分については、いかがでしょうか?
「昔から言っているようにベルトは強さの象徴や称号だと思っているので、格闘技をやっている以上は常にチャンピオンになりたいという気持ちでいます。そういう意味でタイトルに挑戦できることがうれしいですし、修斗には明確にランキングがあるので、やっとここまで来たという気持ちもあります」
――宇野選手が修斗の世界戦を戦うのは2000年12月以来、約17年ぶりです。しかも場所も同じ舞浜ということで、ずっと宇野選手を見てきたファンの人たちは感情移入する試合になるのかなと思います。
「みなさんが色々な想いを持って見てくれて、盛り上げてくださることはうれしいです。でも僕にとっては一つの試合ですね。斎藤選手が強い相手で厳しい試合になることは間違いないので、いい意味で試合を楽しみながら、いい試合をしたいと思います」
――それでは最後にファンのみなさんにどんな試合を見せたいですか?
「いつも通り、宇野薫らしい気持ちの伝わる試合をしたいです。そして細かいところで『宇野、上手いな』と思ってもらえる試合を見せたいです。そして今回はメインイベントということで、僕はチャレンジャーですが、メインの役割を果たして、お客さんに満足して帰ってもらいたいという気持ちもあります。斎藤選手は強い選手なので怖さもありますが、自分がトライしてきたものをどう出せるかが自分でも楽しみです。今までやってきたもの、そして自分がトライしてきたものを出したいと思います」

舞浜アンフィシアター大会
2017-04-23 千葉・舞浜アンフィシアター

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